長屋は、一戸建てが平行方向に連なるように結合した住宅のことで、テラスハウスとも呼ばれています。
この記事の目次です。
1. 長屋とは
2. 建築基準法での長屋とは
3. 長屋と共同住宅の違い
4. 長屋のリノベーション
長屋は、一戸建てが平行方向に連なるように結合した住宅のことで、テラスハウスとも呼ばれています。
読み方は「ながや」です。
江戸時代の江戸の下町のせまい路地に面してたてられた木造の住宅が長屋です。 江戸の長屋はほとんどが平屋建てで、玄関を入るとすぐに台所があり、部屋は2部屋程度、路地に共同のトイレがあって、風呂はなく、水は共同の井戸を利用するという住宅環境でした。
現代の長屋は1階建てのものだけでなく2階以上のものも多く、一戸建て感覚をもつ土地に接した親しみやすい低層集合住宅といった感じです。
建築基準法での長屋の定義についてです。
建築基準法でいう長屋は 「2以上の住戸又は住室を有する建築物で隣接する住戸又は住室が開口部のない壁又は床を共有し、廊下、階段等の共用部分を有しないもので各戸の主要な出入口が道路又は有効幅員 3m以上の敷地内通路に面し、次の規定に適合しているものをいう。」 です。
以下のような取り決めもあるようです。
重層長屋とは、上下に重なった形状の建物です。重層長屋についても長屋の一形態として扱われるようです。
建築基準法は、建築関連の最低基準を定めた法律です。
長屋と共同住宅の違いについてです。
長屋は共同住宅とは分けて扱われています。
共同住宅は、集合住宅の形式で、1つの建物に2世帯以上が独立して暮らせる構造の住宅のことをいいます。 階段、廊下、エントランス、エレベーターなどを共有している、マンションやアパート、団地が該当します。
長屋と共同住宅の違いは、簡単にいうと共用部分が無くて独立している住宅かどうかに違いがあります。 長屋は、階段、廊下、エントランス、エレベーターなどを共有していない連結した建物で、各住戸から道路又は敷地内通路に直接出入りが可能な建物です。
また法的(各都道府県等の条例など)な規制に違いがあり、長屋よりも共同住宅の方が厳しくなります。
共同住宅は令別表第1上で、(5)項ロの防火対象物に分類されるため、消防用設備の設置が必要な建築物となります。 一方、長屋は防火対象物に分類されず、戸建て住宅と同じ扱いになる為、消防用設備の設置義務はありません。
消防法は、火災から国民の生命・身体・財産を保護するとともに、火災・地震などの災害による被害を軽減することにより、社会秩序を保持し、公共の福祉を増進することを目的として定められた法律です。
長屋を一軒家にするリノベーション費用は1,000万円ほどからということです。
リノベーションは、刷新、改善、修理、修復を意味する言葉です。
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